(鶴飼哲也)

 2015年2月、それは生まれた。そして、「すべてにとっての最善」という、全大宇宙に共通する普遍の視点を保ち、常に生き物の様に進化成長している。

 

NOWの総務を引き受けているのは、親友と呼ぶに相応しい同志、奥野裕紀子だ。彼女は、毎朝、「今日一日を、どの様に神なる宇宙に捧げるか」を宣言している。彼女の宣言を共有するのが、奥野、馬渕、鶴飼三名の毎朝の日課だ。10項目程度の宣言に、いつも、以下の祈りがある。

 

「すべての聖者の愛と献身、日々のお働きを思い、感謝の祈りを捧げる」

 

彼女のこの祈りは、そのままNOWの祈りでもある。NOWは固有の宗派宗教や聖者を持たない。唯一の中心は、この宇宙という偉大なる生命それ自体だ。神、ナラヤナ、天御中主神、大日如来、道(タオ)、普遍意識、純粋意識、実在、空間、大いなるもの、御命(おんいのち)・・・無数の名前で呼ばれている、このたったひとつのすべてのすべて、それが、NOWの唯一の中心だ。そして、それと完全に一体のアヴァター、聖者は、同様に、感謝の祈りの対象である。即ち、あらゆる瞬間のすべてのすべてが、感謝の祈りの対象だ。部分ではなく、全体、すべてのすべて、唯一の実在たる今そのもの、無限なる愛そのもの・・・

 

私は、マハヴァター・ババジに帰依しているが、一聖者としての存在に帰依しているというより、ナラヤナとして、宇宙大生命として帰依している。そして、すべてのアヴァターは、感謝の祈りの対象である。その意味で、もちろんスワミ・ヴィシュワナンダにも帰依心を抱いている。

 

NOWはこれまで、数々のプログラムやプロジェクトを生みつつ、シフトを続けてきた。そして、遂に、アートマ・クリヤ・ヨーガに辿り着いた。パートナーの馬渕貴子は、ティーチャーになり、私は、その存在を知らせる行脚に出る。アートマ・クリヤ・ヨーガはバクティ・マルガのプログラムであるから、この行脚に励むほど私の収入は無くなり、宿泊費や交通費が掛かる一方となる。しかし、宇宙がこれを喜び、また、私の活動を楽しむなら、私は生かされるだろうし、この行脚を続けさせてもらえるだろう。

 

さて、いよいよ、スピリチュアルリーダーに会いに行き、アートマ・クリヤ・ヨーガを分かち合う行脚が始まろうとしている。楽しみでならない。そして、その体験記も、ここで紹介することになるだろう。すべてのすべてに、感謝の祈りを捧げる。

 

2018年12月30日

鶴飼哲也拝

 

 

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◆ 至高の目的

◆ アートマ・クリヤ・ヨーガの精髄

◆ 時代の要請

◆ 師との出会い

◆ ここまでの道のり(幼少から高3:流される人生の終わり)

◆ ここまでの道のり(高3から30歳:訓練期間)

◆ ここまでの道のり(30歳から:チューニング通りの日々)

◆ 「NOW」という生き物

◆ 『人類の共同宣言』(2019年11月15日)